防災講演会 講師一覧
笑福亭 松枝
落語家
風化させない災害の記憶
落語家
風化させない災害の記憶
笑福亭 松枝 しょうふくてい しょうし
(落語家)
防災講演会テーマ
風化させない災害の記憶〜紙芝居・「もったいない爺さんとお地蔵様」入り〜
プロフィール
◆経 歴
1950年大阪府貝塚市生まれ
1969年3月大阪府立岸和田高校卒業
同3月故6代目笑福亭松鶴(しょかく)に入門
現在は上方落語協会、理事及びコンプライアンス委員会委員長。
NPO法人上方落語支援の会(天満天神繁昌亭母体)、レパートリー古典落語100席新作落語10席
◆受 賞
平成11年度文化庁・芸術祭落語「立ち切れ」にて優秀賞
「もったいない爺さんとお地蔵様」
昔、川のほとりにのどかな村が有りました。
少し気になるのは家や田んぼが割合低地…。
その村に「もったいない」が口癖のお爺さんが居ました。
毎朝、高台にあるお地蔵様にお参りを欠かしません。
この高台とお地蔵様には”いわれ”が…
かつてお殿様が見回りこられた時、
「土地が低くて大水が出ると逃げる場所に困ります」。
「ならば逃げ場所として高台に広場を拵えてやろう。
ワシがしてやれるのはここまで(公助)。後はお前たちで」。
そこで皆で道を作り(自助)、年寄りや体の不自由な人を運びやすいように工夫(共助)。
災害や助け合いを忘れない様にお地蔵様をお祭りしたのでした。
お爺さんは、いつも村人に広場の事、お地蔵様の事、地震や、大雨、他どんな災いが来ても慌てない様に、用意、心がけを怠らない様にと…
ある晩、お爺さんの夢にお地蔵様が・・・